ハンドクリームなどのケアをしているのに、「手の血管が浮いて見える」「シワっぽくなった」など、手元の老け見えにお悩みの人も多いのではないでしょうか?
ヘルス&ビューティーコンシェルジュの筆者が、人目につきやすい「老け手」に悩む40・50代の皆さまに、ふっくら手元を目指すセルフケア、カンタン3ステップをご紹介します。
この記事を読んで、ふわふわの若々しい手元になりましょう!
■気になる血管浮きやシワっぽさ!老け手の原因は?
手は皮脂腺が少なく、肌のうるおいを守る皮脂量が少ないパーツです。また40・50代の手元は、日常的な家事や消毒などで、乾燥や炎症が起こりやすい環境にあります。
加えて加齢による「コラーゲン・エラスチンの減少による弾力低下」、「紫外線による皮膚の老化」といった肌の変化や、年齢による「新陳代謝や血流の低下」などの体の変化により、シワっぽさや血管が浮き出たように目立つ「老け手」になっていきます。
■自宅でできる3ステップ「老け手」ケア
血管浮きなどの「老け手」ケアにおすすめの、カンタン3ステップをご紹介しますので、参考にしてくださいね。
(1)ハンドクリーム前に化粧水を使う
40・50代の手元は、顔の肌と同様に水分・弾力が減っています。
ハンドクリームに含まれる油分は水分の蒸発を防いでくれますが、エイジング世代の手元はそもそものうるおいが足りていないことも。
そのため、「コラーゲン」や「セラミド」などの保湿成分が配合された化粧水をなじませてから、ハンドクリームを塗布することで、水分・油分が共にバランスよく補えます。
(2)油脂配合のハンドクリームを使う
老け手に悩む40・50代は、ハンドクリームに配合されている油分もチェックしておきましょう。
ミネラルオイル、ワセリンなどの鉱物油や、スクワランなどの炭化水素油といった「肌に油膜をつくり蒸発を防ぐ」効果の高い油分よりも、オリーブオイル、マカデミアナッツ油、シアバター、馬油などの自然由来でできた「油脂系」と呼ばれる油分がおすすめです。
油脂系の油分は私たちの皮脂に近く、「水分を抱える」「うるおいを守る」「肌を柔軟にする」といった40・50代の手元に嬉しい効果が豊富で、老け手対策に積極的に使用したい成分です。
(3)手につながる部位を全体的にほぐす
指先は心臓より下で行う動作が多く、心臓からの距離も遠いために、血液が戻りにくく血流が滞りがちに。すると新陳代謝の低下が起こり、「角質が固くなる」「乾燥」「血管浮き」が目立ちやすくなります。
そのため、40・50代の老け手ケアには、手につながる部位を全体的にほぐし、血流を良くしてあげることが大切です。おすすめのほぐし方を次にご紹介するので、ぜひ行ってみてくださいね。
■「老け手」卒業!おすすめのほぐし方
おすすめの「老け手」ケアをご紹介します。肩周りからほぐしていくため、肩こり対策にもおすすめです。
(1)鎖骨下のリンパをほぐす
長時間のスマートフォンやパソコン操作によって前傾姿勢が続いていると、リンパ下の筋肉が凝り固まって血流が悪くなリます。
指で軽く押したり、手のひらで「グー」を作って前後に動かしたりして軽くほぐしましょう。(左右10〜15秒ずつ)
(2)脇の下のリンパをほぐす
続いて、脇の下にあるリンパをもみほぐします。脇の下に手を入れて、軽く前後に動かす程度で大丈夫です。(左右10〜15秒ずつ)
(3)肩回しをする
肩に手を置いて、肩回しをします。(前回し・後ろ回しを、それぞれ5〜10回程度)
(4)手のストレッチ
肩周りがほぐれてきたら、手のストレッチをしましょう。(前後それぞれ5秒程度)
(5)ハンドクリームを塗布
人差し指の第一関節くらいの量をとり、軽く温めてから、手全体を包み込むようにハンドクリームをなじませます。
(6)ヒジに向けてクリームを伸ばす
手のひらを心臓より高い位置にあげ、クリームを手首からヒジに向けて伸ばすように流します。
※時間がないときは、(4)〜(6)だけでも大丈夫です。
年齢が出やすく、意外と見られている手元。余裕のあるときは「寝る前に保湿用の手袋を着用する」「日中は日焼け止めを塗る」といったこともおすすめです。今日からできる「老け手」ケアで、ふっくらとした若々しい手元になりましょう。